でじたるデイズ

日々、気づいたことを書き連ねています。

映画「めんたいぴりり」

2013年に福岡ローカルで放送された博多華丸さん主演のドラマ「めんたいぴりり」。

ふくやの「味の明太子」が出来るまでの紆余曲折をホームコメディ風に展開するドラマ。原作はノンフィクションですが、それをアレンジした形で放送。また、ドラマだけでなく博多座での舞台化など、さまざまなメディアで展開を続けていました。

そんなドラマがついに映画化されるということで、観に行ってまいりました。

もともと福岡ローカルで放送されていたため、僕はHuluで見たのですが、コント形式の展開の中に人情深いドラマがあり、それぞれの役者さんたちもとても良い演技をされていました。

1月11日に福岡での先行公開を迎え、本日より全国公開。チケット情報を見ていたら舞台挨拶のチケットが取れそうだったので、新宿バルト9の舞台挨拶のチケットを確保。

映画の内容はドラマ準拠ながら、新たな登場人物と海野家や「ふくのや」の人たちが繰り広げるドタバタホームコメディ。両親を亡くして預けられた親戚の家で暮らす英子(豊嶋花)に明太子を提供して「しあわせになる魔法の明太子」と自信満々の英子であったが、身を寄せていた親戚の家が区画整備により立ち退きを受けてしまう。さらに、台風で被災した際に、ほかの人が俊之の明太子に酷評する中、唯一うまいと言っていた丸尾(でんでん)は、海野家からお金を借りた挙句、最終的には自殺してしまう。

自分の明太子で人が幸せに出来ないことを目の当たりにした俊之は自暴自棄になるが、妻の海野千代子(富田靖子)が間一髪のところで助け、もう一度明太子を作るモチベーションを持ち、引っ越す前の英子に最高の明太子をプレゼントするために奔走する。

最終的には英子を幸せにするだけではなく、突如現れた西鉄ライオンズの稲尾(髙田延彦)が大量買いをすることで、ふくのやの明太子は大人気となった。

という感じ。

邦画で久々に涙が止まらない作品でした。特に俊之が明太子で人を幸せに出来ないと感じた時は本当に悔しかったはず。命を賭けて作っていたが故に、落ちる時はどん底まで落ちてしまい、すべての希望を無くしてしまったかのように抜け殻状態に。ここまで本気だとこうなるんだろうなぁ、と。その分ショックがでかいのが伝わってきて涙が止まりませんでした。

上映終了後には舞台挨拶が実施。

舞台挨拶の最後では写真撮影がOKということで、どんどん拡散して良いらしいので、このブログにも貼り付けましょう!

ホームドラマとしては十分面白い作品ですし、博多弁が多用されていますが、意味がわからないことがないので、初めて見る方でも安心です。(できればドラマを見ておくと人間関係がより深くわかると思うのでおススメです。)

東京での公開劇場が4つだけなので、新宿のバルト9豊洲ユナイテッド・シネマで観るのが良いかと思います。

NHKの朝ドラではインスタントラーメンが開発されるまでをやっていますが、めんたいぴりりも時代としてはほぼ同時期なので大阪と福岡で起きていたドラマをそれぞれ見ているといろいろと妄想が捗るなぁ、と思います。

f:id:Rootshore:20190118202546j:image