でじたるデイズ

日々、気づいたことを書き連ねています。

俳優としての大泉洋に酔う

こんばんは。
昨日は映画を1本、今日も映画を1本観てきました。ここ最近映画めっちゃ観てるなぁ、とつくづく思います。
映画を続けてみると思うことは、観ることは本当にすごい大事で、もっと時間を割くべきだったと考えるようになりました。
今は時間があるので観たいときに観ることが出来ますが、時間が無いときでも作ってでも映画は定期的に観るべきだと思うようになりました。
それがアニメであってもドキュメンタリーであっても、サスペンスであっても。

ま、今後も映画はたくさん観ていこうと思いますので、
それぞれの映画について簡単な感想などを書いていきたいと思います。ネタバレNGの方はご注意をば。

映画「そらのレストラン

「しあわせのパン」「ぶどうのなみだ」に続く第三弾。
主演はご存知!大泉洋さんですね。もはや同じ顔した三人が同時期にいたらどうなっていたでしょうかねぇw。
今回の舞台は牧場。地域は函館あたりかなぁと思う描写が多かったです。

あらすじ(公式サイト等から)

せたな町で牧場とチーズ工房を営む亘理(わたる)は妻と娘、そして自然と食を愛する仲間たちに囲まれ幸せに暮らしていた。自分の牧場の牛乳でおいしいチーズを作り出すことが亘理の夢だがチーズ職人の師匠である大谷にはまだまだ遠く及ばない。そんなとき、札幌から有名レストランのシェフがやってくる。自分たちの作った食材が見事な料理に生まれ変わった事に触発され、亘理はせたなの食材のおいしさをアピールしようと1日限りのレストランを開くことを思いつく。そして再び亘理は理想のチーズを作るためチーズ作りに奮闘するが、ある日、師匠の大谷が倒れてしまう。

感想

まず、なぜ亘理の奥様になったこと絵(本上まなみ)が亘理の牧場にやってきたかがそこまで詳しく語られていなかった。冒頭でいきなり「牧場で働くためには僕の奥さんになればよい」に対して「よろしくお願いします」だったのかは腑に落ちない点のひとつです。原作で補足されているのかなぁ。
肝心の亘理も師匠が倒れてしまった後に起きたあれやこれやですっかり意気消沈してしまって、大谷さんが亘理に伝えたいと思っていたことに気づくまでの展開が凄くやきもきした。これはわかっていながらもなかなか気づかないのよね、と思う部分もあれば、なんでそこに早く気がつかないんだ!って思う部分でもある。
良くも悪くも要所要所でとっちらかった印象が残った。「しあわせのパン」のような季節ごとに章分けされている構成に見えたが、案外そうでもなかったのが原因だろうか。
でも、最後に大切なことに気づいた亘理が流した涙には僕もつられて涙が出ました。
原作読んでいろいろ補完したいなぁと思いました。

そらのレストラン

そらのレストラン

映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

昨年末に公開された実在した障がい者の実話を基にした映画。主演はご存知!大泉洋さんです。映画のメインビジュアルだけ見るとひょっこりはんっぽいですけど…w

あらすじ(公式サイトより)

鹿野靖明、34歳。札幌在住。幼少の頃から難病の筋ジストロフィーを患い、体で動かせるのは首と手だけ。人の助けがないと生きていけないにも関わらず、病院を飛び出し、風変わりな自立生活を始める。自ら大勢のボランティアを集め、わがまま放題。ずうずうしくて、おしゃべりで、ほれっぽくて!自由すぎる性格に振り回されながら、でも、まっすぐに力強く生きる彼のことがみんな大好きだった―。この映画は、そんな鹿野靖明さんと、彼に出会って変わっていく人々の人生を、笑いあり涙ありで描く最高の感動実話!

感想

よくある障がい者とその周りのボランティアが互いに成長しあうストーリーなのかと思いきや、実際はそんな単純な映画ではなかった。
鹿野の言うわがままは、厳密にはわがままではない。健常者が思う当たり前のことを口にしているだけなのだ。
誰だって深夜に小腹が空いたら何か食べたいと思うだろうし、家になかったらコンビニに行くなどして買いに行く。
ただ、鹿野は自分一人でこれが出来ない。それを口に出してボランティアに買いに行かせることは果たしてわがままなのだろうか。
ボランティアもただのお人好しではないので、それぞれの生活との両立が必要であるが、鹿野のボランティアの多くは彼の要望を素直に聞き入れている。
それは鹿野が、なぜそのことをやりたいと思っているのかを理解しているからだろう。
彼が障害を持ちながらも自立した生活を送ることは並大抵のことではない。
だからといって滅入ってしまえば病院での入院生活や自宅であっても寝たきりになったりしてしまうのかもしれない。
鹿野という人間は、純粋に生きていたのだと思います。
これも単純に見えて相当難しい。誰だって他の人には「遠慮」などの気を使うことが多いからである。
ボランティアと障がい者は対等という立場を崩さない鹿野の態度に、延べ500人をこえるボランティアは彼を手伝ったのだろうと思う。
すごく考えさせられる、良い映画だったと思います。うまく伝えられている気はしていないので大変申し訳ないのですが…。
こちらは映画準拠の原作文庫本と、そもそもの原案の文庫本が発売されているとのことで、僕は原案の方を買って読んでいます。
鹿野靖明という男の生き方、もう少しのぞいてみたいなぁと思っています。