でじたるデイズ

日々、気づいたことを書き連ねています。

勉強メモ:スマホアプリやSNSの目標設定に大事な指標2

さて、前回の続きです。

日々のアクティブユーザーを示す「DAU」

これからはこのような3文字英語が嫌というほど出てきますが、根気よく覚えていきましょう。

「DAU」とは「Daily Active User」の略語です。つまり、1日の利用者がどれくらいいたのかを示しています。

「DAUが重要な指標になるのは当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、「DAU」を指標にしてよい場合とそうでない場合があると思います。

以下は私が考える例ですが、一緒に考えていきましょう。

「DAU」を指標にして良いものとは?

いわゆる「広告掲示型の無料アプリケーション、またはサービス」が適していると考えます。

例えば、「Twitter」「Facebook」などのSNSや、「まとめサイト」と呼ばれるWebページなどが挙げられます。
これらはサービスを無料で提供する代わりに、広告を掲載しています。

広告は表示されるごとに課金されたり、タップやクリックしてリンク先に遷移することで課金されたり、様々なモデルがありますが、要はクリックされなければ意味がありません。
クリックされるためには、より多くのタイミングで広告を表示する必要があります。また、ユーザーの属性に合わせて広告を表示する必要もあります(この辺りはまた別の機会に記事にします)。

このようなビジネスモデルの場合は、日々の利用者が減るとその分広告収入が見込めなくなりますので、「DAU」が重要な指標になるのではないか、と推測できます。

では、「DAU」を指標にしてはいけないものとは?

こちらについては「アイテム課金型のアプリケーション、またはサービス」だと考えます。

ゲームアプリなどでよくありますが「F2P(Free to Play)」型のサービスは要注意です。
これらのゲームが継続してサービスを提供していくには、定期的な収入が必要です。しかし、先ほどのような「広告収入」を得ることは難しいものが多いです(中にはゲーム内に広告を出しているサービスも見かけることはあります)。

つまり、ゲーム内で利用者が課金することが一番重要なのです。

そのため、ガチャに新キャラクター、強力な武器やアイテム、スタミナ回復要素などをユーザーに課金させ、その収入で運営していくことになります。

このようなサービスが「DAU」"だけ"を指標にしてしまうと、「利用者がたくさんいるのに運営を継続できない」という落とし穴に落ちてしまいます。運営する費用を回収できないからです。ましてや、制作費も回収できないかもしれません。

今回はゲームで例を挙げていますが、似たような追加要素を提供するツール系アプリにも当てはまる部分があるかと思います。

「DAU」のまとめ

以上のことから、「DAU」を指標にする場合には、自身の提供するサービスがどのような形で運営していくのかによって、「DAU」を指標にすべきかどうかを考える必要があります。

「じゃあ、F2PのゲームはDAUを無視していいのか」というと、もちろんそんなことはありません。
「DAU」以外にも重要な指標がちゃんとありますが、こちらもまた別の機会に記事にしたいと思います。

次回は「週」の指標について書きたいと思っています。

前記事へのリンクとかは後でパソコンで設定しないと。
アプリからだとやり方がわかりません!w